はじめに
アジャイルやってます。
「壁だらけ」、「失敗だらけ」から改善すること1年以上、まだまだ開発は続きますが、これまでの実体験を通して学んだことを3回に分けてお話ししていきたいと思います。
今回はその前段でアジャイルの基本的なことを書きます。
アジャイルとは
アジャイル(Agile)とは「素早い」などを意味します。
「素早い」というのは、どちらかというと「開発効率が上がる」(fast)というよりは、「結果が素早く得られる」(soon)という方向に効果があると考えています。
例えば、ウォーターフォール手法だと一通りの「設計~製造~テスト」を行い、実際にユーザーに届くまでに半年以上かかる、なんてことがあります。価値が明確な製品ならばそれで良いのですが、どんな価値があるかわからない製品だと遅いことがあります。
アジャイルはこれを解決するもので、短い開発を反復させて、工程を相互に連携して、すぐに製品をリリースして、ユーザーの声を聞いて、価値のある製品にしていきます。
【価値があるかわからない製品へのウォーターフォール適用失敗例】
【同じ例に対してアジャイルを適用した例】
おわりに
もちろんアジャイルにも向き不向きがあり、また適用しただけで上手くいくわけではありません。
多くのアジャイルチームが同じような失敗を経験しているのではないでしょうか。
次回は、成功や失敗の体験から改善していく手法について書いていきたいと思います。
アジャイル~壁を乗り越える~ 【第2回 改善のフレームワーク】
アジャイル~壁を乗り越える~ 【第3回 壁を乗り越える】