お預かりした荷物を音と光で素早く確認!ホテルでのビーコン活用例

こんにちは、マーケティング担当の金尾です。
先日、ニュースリリースでも発表させていただきましたが、コンフォートホテル博多様にてビーコンを活用した「荷物探索システム」の実証実験を2019年4月22日から開始させていただきました。
これは昨年のロケーションビジネス ジャパンで【所在確認ソリューション】として倉庫や工場での利用を想定したシナリオで紹介したものをホテルのフロントやクロークでの活用に展開したものになります。
今回の実証実験では、特別に製作したLEDライトとスピーカーを内蔵したビーコンと専用アプリを使った「荷物探索システム」を用い、ホテルのスタッフの方がお客様の荷物を探す時間の短縮が出来ることを実証します。ホテルのフロントでお客様から荷物を預かった際にその荷物にビーコンを添付して保管しておき、受け取りに来られた際には専用のアプリを操作することでビーコンが音と光を発し荷物の場所を知らせてくれるので、すぐにお客様にお渡し出来るようになるというものです。

「荷物探索システム」の仕組み概要

 
最大120個のお荷物を同時にお預かりすることも想定されるようなので、ビーコンも120台用意しました。「そんな数のビーコンを狭い倉庫のようなところでちゃんと確認できるの?(個別の電波を認識できるの?)」と思われる方がおられるかもしれませんが、弊社での事前確認の時はちゃんと動きましたし、実証実験が始まってGW期間も含め3週間経過しましたが今のところ問題なく使用いただけているようです。

実際に実証実験で使用しているビーコン。お荷物に取付けやすいように上部に紐通し用のリングも付いています。

 
アプリも弊社で開発したものを使用していただいています。フロントスタッフの方が使用するシンプルな操作画面のほか、ビーコンの登録や通知音量設定などの管理機能に加え、「電池残量の確認機能」も付いているのはハードもアプリも一括で提供できる弊社ならではの特徴と言えるかもかもしれません。

【専用アプリ イメージ】

 
この実証実験は2019年6月21日までの約2ヶ月間をかけて行いますが、その期間が終わっていない6月12日から開催される「ロケーションビジネスジャパン 2019(INTEROP併設イベント)」の弊社ブースでも実機展示を行います。
もしお時間の都合がつくようであれば、是非お立ち寄りいただければと思っています。
昨年のロケーションビジネスジャパンでは、キリンさんとLINEさんがコラボレーションしたサービス “Tappiness” 対応の自動販売機を展示し、実機の体験とともにドリンク提供をさせていただきましたが、今年はまた別の切り口でご来場いただいた方に興味を持ってもらえる仕掛けを考えています(Tappinessに関するブログ記事:Tappiness(タピネス)がオフィスにやってきた!)。
詳細はまた別途ブログで告知させていただきますので、楽しみにしていていただければと思います!

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