東京2020オリンピックに思いを馳せて- “多様性と調和”

こんにちは、マーケティング担当の金尾です。

いよいよ東京オリンピックもあと一年(と一週間)に迫ってきましたね。
来年の今頃は海外からも色んな人がやってきて、街中がソワソワ、ザワザワしていそうです。

一方で、正直なところ今の時点では(少なくとも私の周りでは)あまり話題に上がる機会が少ないような気もしています(チケットの抽選の話は別として)。
せっかくの4年に一度の祭典ですし、しかも自分の地元で行われる機会なんてもう二度とないかもしれない状況なのに、開催期間中だけ勝負に一喜一憂して終わるのは勿体ないですよね。

というようなことをふと思いまして、東京にオフィスを構える会社としては何か貢献できることはないものか考えて見ているところなのですが、まずは考察するにあたり東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のWebサイトを眺めてみました。

よく考えてみると、私自身はこの機会にはじめてこのサイトにアクセスしたのですが、競技種別や日程だけでなくて飲食提供ポリシーの話やオリンピック休戦を支援するピース折り鶴という取り組みの話などニュースやTVでは取り上げられないような情報も掲載されていて興味深くありました。

そもそもオリンピックって?

良い機会なので、「そもそもオリンピックは何を目的としたものなのか?」また「東京オリンピックはどういうビジョンで開催されるのか?」といった基本的なところも調べて見ました。

まず、オリンピックの目的については『オリンピック憲章』の「オリンピズムの根本原則」の1項と2項に以下のように書かれています。

オリンピズムの根本原則

  1. オリンピズムは肉体と意志と精神のすべての資質を高め、バランスよく結合させる生き方の哲学である。 オリンピズムはスポーツを文化、教育と融合させ、生き方の創造を探求するものである。その生き方は努力する喜び、 良い模範であることの教育的価値、社会的な責任、さらに普遍的で根本的な倫理規範の尊重を基盤とする。
  2. オリンピズムの目的は、人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進を目指すために、人類の調和のとれた発展にスポーツを役立てることである。

出展:JOC-日本オリンピック「オリンピック憲章」
https://www.joc.or.jp/olympism/charter/

この中でも  “スポーツを文化、教育と融合させ、生き方の創造を探求する”  と  “人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進を目指す”  の箇所がとても重要だと感じていて、これらについては参加する選手だけでなくオリンピックを観戦する人も含め意識できる大会になると良いなと思わされた次第です。

また「東京2020オリンピック・パラリンピック」のビジョンとしては以下のように書かれていました。

スポーツには世界と未来を変える力がある。

1964年の東京大会は大きく世界を変えた。2020年の東京大会は、
「すべての人が自己ベストを目指し(全員が自己ベスト)」、
「一人ひとりが互いを認め合い(多様性と調和)」、
「そして、未来へつなげよう(未来への継承)」
を3つの基本コンセプトとし、史上最もイノベーティブで、
世界にポジティブな改革をもたらす大会となる。

出典:東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会「大会ビジョン」
https://tokyo2020.org/jp/games/vision/

この「3つの基本コンセプト」についてはもう少し詳細が書かれていて、「全員が自己ベスト」は選手や運営サイドはもちろんのこと、“すべての日本人が、世界中の人々を最高の「おもてなし」で歓迎する”  ことを目指しているようです。
また「多様性と調和」については、“世界中の人々が多様性と調和の重要性を改めて認識し、共生社会をはぐくむ契機となるような大会とする”  ことを目指し、「未来への継承」は、“世界にポジティブな変革を促し、それらをレガシーとして未来へ継承していく”  という位置づけとしているようです。

これらを踏まえつつ個人的にも何かできないものかと考えをめぐらしているのですが、まだ具体的には落としきれていないものの、「多様性と調和」についてはオリンピックを機に日本の文化とからめて考えてみると良いポイントなのではないかと感じました。

異文化を取り込むことが得意な日本

最近は「多様性」というと “人種” や “性別”、”働き方” などを指して使われることが多いですが、多様性の本質が「違いを尊重し認め合うこと」であるなら、”日本人が得意な異文化を取り込む(融合させる)こと” はまさに「多様性と調和」の文化と言えると思いまして、具体的な例を少し調べましたので紹介してみたいと思います。

調べてみると圧倒的に「食べ物」を融合させた例が多かったです。
まずは「あんぱん」。これは明治時代に饅頭をヒントに作られたようで、分かりやすいですが初めに「やってみよう」と思われたのが凄いですね。

胡麻ではなくて桜の酢漬けが乗っているのもおいしいですよね!

それに今や国民食となっている「ラーメン」や「カレー」なども海外の食べ物を独自の解釈で融合/進化させた料理ですね。カレーについては、インドからイギリスに渡った後、日本に伝わったそうです。

醤油味で、チャーシュー、メンマ、ネギがトッピングされたのが原型と言われているらしいです

今やカレーの種類も多種多様ですね!

それから「天ぷら」もポルトガル人が小麦粉を使った揚げ物を伝えたところから始まったようです。語源としては諸説あるようですが、ポルトガル語で「調味料」的な意味を持つ「tempero」とも言われているそうです。

穴子の天丼もおいしいですよね!

なんだかグルメネタの記事みたいになりましたが、異文化の食べ物が自国で発展するのは日本以外の国でも良く起こっていて、アメリカでは日本の寿司が変化してカルフォルニアロールやドラゴンロールといった新しい味が生まれていますよね。
日本人に限らず食べ物の多様性にはこんなにも寛大な人が多いことが分かる良い例かと思います。

食べ物以外の例だと「建てもの」にも見られるようです。
有名な法隆寺の柱については、一説によるとギリシャのパルテノン神殿の柱に影響を受けて作られたという話もあるようですし、金沢の尾山神社の神門という建物は洋風と中国風が混ざりあった不思議な形状をしています。

私が実際に行ったことがある場所で驚いたのは、京都にある「本願寺伝道院」。

京都のど真ん中でこんな建物があるとは思いませんでした

名前に「本願寺」と付くように西本願寺の所有の建物で、元々は真言宗信徒生命保険会社という会社の社屋として明治時代に建てられたものだそうです。この建物を設計した人は、中国やインド、トルコなどを建築の研究のために周ってこられた人のようで、その影響が反映された独特な形をした建てものとなっています。京都という和の頂点にありそうな街に違和感がありつつも、その違和感が良い感じで街に溶け込む雰囲気を醸し出していました。

ぜひ京都に寄られた方は、一度見に行くことをオススメする建物です。

余談ですが、建物の周りにはこんな(かわいい)妖怪の像がたくさん並んでいます!

新しい発見をしてみましょう!

「食べ物」と「建てもの」で日本で見ることの出来る「多様性と調和」の例を見てみましたが、まだまだあちこちにあると思います。そういうことに思いを馳せながらオリンピックまで過ごしてみると色んな国の人との接し方や競技の見方も多様性と調和に富んだものになるかもしれませんね。
これから夏休みなどで日本だけでなく海外に行かれる方もおられると思いますが、それぞれの土地で「多様性と調和の例」を探してみると面白いと思います!(私も探してみようと思っています)

オリンピックの競技や結果そのものの話だけでなく、こういうオリンピックが目指している世界観の話なども皆さんの周りでも広がるようだと良いなと思い紹介してみました。

今後も引き続き、東京2020オリンピック・パラリンピックが盛り上がっていく一助になるような活動が(仕事にも繋がりつつ)できないか考え続けてみようと思っています。何か進捗があれば、またご報告します!

では、また!

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