こんにちは、マーケティング担当の金尾です。
弊社の特色の一つとして、お客様のニーズに合わせてゼロからハードウェアを開発できるファブレスメーカー（しかも量産対応もOK！)なので、お客様の業務に合わせた開発を行う場合が多いのですが、いくつかは製品として一般販売も行っています。
今回はその中のBeacon（ビーコン）モジュールの一つである “BLEAD-B Ver.2” の取り扱い方法についてご紹介したいと思います。
実のところ、取扱説明書はこちらのページからPDF形式でダウンロードしていただくことも可能なので詳細はそちらを確認いただくとして、ここでは皆様が簡単に共有しやすいように簡易版として記載させていただきます。

BLEAD-B Ver.2の特徴

サイズとしては直径5cm, 重量28ｇ という小型なBeaconで、特に「電波の到達距離が長く」かつ「安定している」という点についてご評価いただくことが多い製品となっています。
また、Beaconの規格も「iBeacon」「EddyStone」「UCODE」「Linking」に対応しています。

主な製品仕様

事前準備

本体の準備

Beacon本体のふたを矢印の方向に回し持ち上げて、ふたを開け電池と本体の間に挟まっているシートを引き抜くと起動します。

アプリのインストール（iPhone/iPadのみ）

設定用アプリ「BLEAD-MC-Light」をご使用の端末にインストールします。※必ず端末の「Bluetoothの設定」をONにしてください。

設定の変更

1. Beacon基盤の黒いスイッチを押します。LEDが赤く点滅するとメンテナンスモードが開始します。（約1分間点滅）

2. アプリを起動すると画面にシリアルナンバー※が表示されますので、対象のBeaconをタッチして選択してください。（※シリアルナンバーの表示例：SerialNo:000000000000）

3. 以下の設定項目を変更してください（任意）

■ 設定項目
a. 固有ID: UUID ※1
b. 個別ID: Major/Minor
c. 電波強度: 出力LVL
d. 電波送信間隔: 間隔 ※2
4. 編集が終わったら「設定」ボタンを押して設定完了です。
（最後に念のため、設定の確認をしてください。※3）
※1: 「ClipBoard」を押すとUUIDを手元で入力することなく貼り付けられます。
（事前にUUIDをお手元の端末にコピーしてください。）
※2: 間隔はミリ秒で設定可能です。
電波の出力目安: 100ms=1秒 10回, 1,000ms=1秒 1回
※3: 設定の確認時に「出力LVL/間隔」のところで設定した “c” の「出力LVL」の項目は空白で表示されますが、設定は完了していますので、ご安心ください。

設置の方法（安全にご使用いただくために）

1. 設置の際はBeacon本体のふたに刻印されている「BLEAD」マークを表にしてください。
   
2. ふたがしっかり閉まっているか確認し、なるべく平らな場所にBeaconを両面テープなどでしっかり固定してください。
   
3. 設置後、電波が正しく送信されているか定期的に確認してください。
   

出力レベル（出力LVL）の変更

電波の届く範囲を手元で変更できます。
Beacon本体のふたを開け、基盤の黒いスイッチを押すとLEDが赤く点滅し、点滅のスピードが速いほうから最大100m～5mの間隔で6段階の調整ができます。
出力レベルの目安（表示はアプリ内の「出力LVL」の意味です）

※LEDの点滅が消えるまで電池の抜き差しはしないでください。
※周りの環境により到達距離は変わりますので、実際の設置場所で出力レベルの調整を行うことをおすすめします。

故障かな？と思った時に

故障かなと思ったときは次の点をお調べください。
<Beaconの電波が出力されていない、ボタン押下時にLEDが赤く光らない場合>
1. つまようじなどの細い物で電池を外し、その状態で30分以上放置する。
（放置することで電荷が放電されます）

2. 電池を戻し、Beacon基盤の黒いスイッチを押します。LEDが赤く点滅すると正常に動作しています。
（約1分間点滅）

最後に

今回ご紹介した「BLEAD-B Ver.2」はオンライン販売も行っています。以下の芳和システムデザインのECサイト、もしくはAmazonにてご購入いただけますので、ぜひご検討ください。
芳和システムデザイン ECサイト
AmazonでのBLEAD-Bの販売ページ
オンライン販売では３個セットごとの販売となりますが、100個以上の単位でお求めをご希望の場合は、以下のメールアドレス宛にお問い合わせください！