携帯型Beaconモジュール "BLEAD-TSH" の取扱説明書(簡易版)

【2020年2月追記】※本文内で紹介している BLEAD-TSH は 現在販売停止しております。各種センサーとビーコンを組み合わせたソリューションをご希望の場合は、個別ににお問合せ下さい。
こんにちは、マーケティング担当の金尾です。
だいぶ前に弊社のビーコン製品「BLEAD-B Ver.2」の簡易説明書をブログ記事として書いたのですが、今回は加速度センサーなども内蔵した「BLEAD-TSH」についての説明書を簡易版でご紹介したいと思います。
BLEAD-B については、iBeaconでのMajor/Minorの設定の仕方やBLEの出力レベルの調整方法などでしたが、BLEA-TSHには「加速度センサー」と「温度センサー」が内蔵されているので、これらの設定にも言及しています。
ご参考になれば幸いです。

BLEAD-TSH(ブリード ティーエスエイチ)の特徴

この製品は電池込みで約15gという小型軽量なビーコンであることと、「加速度センサー」と「温度センサー」が内蔵されている点が特徴です。
携帯しやすいサイズですので勤怠管理用途でのご利用や、加速度センサーが付いているのでリテールショップで商品に取り付けておくとお客様が手にとった情報を店員にお知らせするなどといったシーンでご利用いただいています。

主な製品仕様

適応規格Bluetooth 4.0動作温度0~75℃
サイズ62mm x 26mm x 8.5mm到達距離約100m(段階的に減衰可能)
重量約15g(CR2032含み)電池寿命3ヶ月〜3年(設定による)
電源CR2032(1個付属)製造日本国内EMSメーカー
事前準備

本体の準備
1. 本体中央の起動ボタンを楊枝などの細いもので押します。
2. カチッと音がするとメンテナンスモードが開始します。
(部屋の照明を落としていただくと内部でLEDが点滅していることが確認できます)

アプリのインストール(iPhone/iPadのみ)
設定用アプリ「BLEAD-MC-Light」をご使用の端末にインストールします。※必ず端末の「Bluetoothの設定」をONにしてください。

設定の変更(Type=iBeacon)

1. アプリを起動すると画面にシリアルナンバー※が表示されますので、対象のビーコンをタッチして選択してください。

2. アドバタイズデータをiBeaconに設定する場合は「Type」を「iBeacon」に変更し、以下の設定項目を変更してください(任意)。

■ 設定項目
a. 固有ID:UUID ※1
b. 個別ID:Major/Minor
c. 電波強度:出力LVL
d. 電波送信間隔:間隔 ※2

※1:「ClipBoard」を押すとUUIDを手元で入力することなく貼り付けられます(事前にUUIDをお手元の端末にコピーしてください)。
※2:間隔はミリ秒で設定可能です。
電波の出力目安:100ms=1秒間に10回, 1000ms=1秒間に1回

設定の変更(Type=BLEAD-S)

1. 本体に内蔵された「加速度センサー」,「温度センサー」の値を入力する場合は「Type」を「BLEAD-S」に変更し、以下の設定項目を変更してください(任意)。

■ 設定項目
a. 個別ID:ZZZ00
b. 加速度ON/OFF切替:加速度
c. 温度ON/OFF切替:温度
d. 温度測定間隔:温度計測周期(秒)
e. 電波強度:出力LVL
f. 電波送信間隔:間隔
出力されるデータ仕様は以下の内容となっています。

オフセットバイト数名称
02Company ID0xCE01
22識別0x5304
46シリアル設定されたシリアルの値
101予備0x00
111X加速度センサー:X軸の値 ※1
121Y加速度センサー:Y軸の値 ※1
131Z加速度センサー:Z軸の値 ※1
141温度温度センサーの値 ※2
159未使用
242バッテリーバッテリーの電圧値(mV)

※1:加速度OFFの場合は、”0x00″
※2:25℃からの相対値。温度OFFの場合は、”0x80(-128)”

2. 編集が終わりましたら「設定」ボタンを押して設定完了です。
(最後に念のため、設定内容を確認してください※)
※接続時「出力LVL/間隔」のみ表示が初期表示のままですが、設定は完了しています。

最後に

本製品はそのままでもご使用いただけますが、携帯ストラップを付けて使用することも可能です。

更に詳細な情報が必要な場合は、こちらのページからPDF版をダウンロードしてご参照ください。
またビーコンを使ったソリューション例も合わせてご確認いただき、ご参考にしていただければと思っています。
所在確認ソリューション
在庫管理ソリューション
会議室ソリューション
セキュリティ機能
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ビーコンやセンサー類はアイディア次第でさまざまなシーンで活用することが可能です。
弊社ではさまざまな業種のお客様とのIoT案件を支援させていただいております。
何かありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

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