BLEAD-SLのちょっと変わった使い方(応用編)ビーコン同士が近づくと音が鳴る♪

LEDライトとスピーカーを内蔵したBLEビーコン”BLEAD-SL”。基本的には探したいモノに取り付けた後、専用のアプリから呼び出すことで、そのモノの場所を見つけることができるという使い方になります(お預かりした荷物を音と光で素早く確認!ホテルでのビーコン活用例)が、少し改良を加えるとアプリを使わずビーコン同士が近づくだけで音を鳴らすこともできるようになります。

今回はその特性を活かした活用例を2つご紹介します。

ケース1:危険なエリアに入ったことを検知

工事現場や大きな工場などで立ち入り禁止区域が設けられていることがありますよね。そのエリアに三角コーンが立てられていたりロープで括ってあったとしても、気づかずに足を踏み入れてしまい大きな事故に遭ってしまうことは実際に起きているそうです。

そういったことを防ぐために、まずは立ち入り禁止区域の近くにBLEAD-SLを設置しておき、一方で作業員の方にもBLEAD-SLを携帯してもらうことで、その区域に近づくと両方のBLEAD-SLが自動で音と光を発して注意を促すということができるようになります。

その際の距離も任意で設定可能で、例えば1mくらいまで近づいたら音を鳴らすとか10m以内に入ってきた時点で余裕をもって通知するなど現場の状況やニーズによって柔軟に設定を変えることもできます。

ケース2:探している相手が近くにいることを検知

次は少しエンタメ系ですが鬼ごっごなどで活用するケースです。

まず参加者全員にBLEAD-SLを持ってもらいます。ただし、鬼の子が持っているBLEAD-SLだけ音と光が出るように設定しておきます(逆に隠れている子供たちのは音も光も鳴らないよう設定します)。

そうしておいて、例えば隠れている子から半径20mの範囲に入ったら鬼の子が持っているBLEAD-SLが鳴るという設定にしておけば、具体的な場所は分からないものの「近くにいるぞ!」ということが分かりワクワク感やドキドキ感が普通の鬼ごっこより高まります。(もちろん鉄製の壁など電波を減衰させる素材の近くにいると検出距離は短くなってしまいますが)

通常の子供の遊びの場で使用することは無いと思いますが、遊園地内でのアトラクションや宝探しゲームといったシーンでも同様の原理で活用できるのではないかと思っています。

まとめ

今回ご紹介した使い方は、BLEAD-SLの通常設定では行えませんが、お客様のニーズに合わせて個別にご相談させていただいた上で対応させていただくことができます。

もちろん「こういう使い方はできるの?」といった内容でも全く構いませんので、以下のBLEAD-SLのページの「お問い合わせ」からお気軽にご連絡いただければと思っております。

https://blead.net/products/blead-sl

筆者注釈:
BLEを使用した距離測位は、厳密に正確な距離を特定することはできません(10mピッタリとか)。およその距離を電波強度等で調整することになります。

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