利用者の"IT"リテラシー

この記事は「Houwa System Design Advent Calendar 2018」の15日目の記事です。
こんにちは、マーケティング担当の金尾です。
そろそろ忘年会シーズンも佳境になってきて、そろそろ打ち止めにしたいと思われている方もおられるのではないでしょうか?(私はそうです^^;)
技術コミュニティのイベントも「忘年会」と銘打って毎日のようにあちらこちらで行われていますね。
弊社も賛助会員として協力させていただいている「日本Androidの会(JAG)」も、先日「Android 10 周年 & 忘年会 大LT大会」というイベントを行いました(余談ですが、今年はAndroidが世の中に出てきて10年という節目の年でした。ご存知でしたか?)。
いつもは何らかの技術テーマを持って開催していますが、今回は「技術に限らず何でも話していいよ!」ということだったので、軽い気持ちでLTにエントリーしてみたところ通ってしまったので登壇してきました。

で、使用したスライドはこの記事の一番下に付けておいたのでご興味があればご覧いただければと思いますが、基本的には以前書いた内容(マーケターが技術イベントに参画する意義)を簡略化して話しただけです。簡単に言うと「技術が専門でないマーケティング担当も技術コミュニティなどに積極的に参加して勉強したほうが良い(と思うよー)」と言う話なのですが、終わった後に良く良く考えてみるとこの内容は見方を変えると「ITリテラシー」の話にも通ずるなと思うところがあったので、ここではそこら辺の話を少ししてみたいと思います。
最近は例えばスマホのアプリもUI,UXがよく考えられてデザインされているので、利用者側が「使い方が分からない」と困ることはほとんどない状況になっていると思います。ただその操作の仕方が分かる人たちが増えているにもかかわらず、日本のITリテラシーは未だに低い状況にあります。
これの根底には実は、「何故そういうことができるのか」という仕組みを表層的にでも理解していない人が多いという事があるのではないかと思っていて、あくまでも単一のアプリやサービスを利用者として与えられた機能を使うことはできるけれども、複数のものを組み合わせてより便利にするとか楽にするとかいった発想にはなかなか至らない。その原因の一端はそこにあるのではないかと思うのです。
ニワトリと卵の要素も多分にあると思うのですが、例えば何かを実現したいと思った時に、もしかするとITで解決できることかもしれません。ただ、その時にその解決に役立つテクノロジーのこと(それで何が出来るのか)を知っていたのと知らなかったのではその先の道程は全然違ってくると思いませんか。
「AI」ですとか「IoT」ですとか、とても広範囲で抽象的な言葉がマーケティング キーワードとして色んなところで使われていますが、その「AI」のどの技術要素が自分たちの目的に活用できそうか(もしくはできなそうか)が分かっている人は強いと思います。
そういった意味でも技術職以外の人たちも、テクノロジーに対してアンテナを張り勉強する価値があると思っています。
この年末年始にかけての休みの期間は、新しいことを学び始めるにはとても良い時期です。
BLEやBeacon周りのソリューションについては、このブログでも色々とご紹介させていただいていますので、もしご興味があるようであれば、ご参照いただければと思います。
「そもそもBLEって何?」Bluetoothの技術概要
Beaconアプリ開発記
自宅Wi-Fiお知らせアプリ開発
阿波おどりの連の位置がリアルタイムで分かる!


<LTで使用したスライド>

関連記事

  1. 第25回かわさきロボット競技大会に行ってきました

  2. ユーザーストーリーマッピング@南島原

  3. Android Bazaar & Conference 201…

  4. ITを活用して地方の課題を解決しよう!南島原ハッカソン編

  5. Android Bazaar and Conference 2018 …

  6. 新しいことにチャレンジ!