事実をつかむこと- アスカン2019での気付き

こんにちは、マーケティング担当の金尾です。
先日のブログでもお知らせさせていただいた「明日の開発カンファレンス 2019(通称:アスカン)」が昨日開催されました。
発表された内容は多種多様で、「変化に強い組織づくりの話」や「自社サービスを立ち上げて成功した話/失敗した話」、「メンタリング手法の話」や「キャリア形成の話」などなど。もうお腹いっぱいで消化しきれてない感満載なのですが、「次の日から使えるヒントを得て帰ってもらいたい」という思いで企画したイベントだったので、私自身も得られたヒントを少し振り返ってみたいと思います。

事実をつかむこと

あまりにもいろいろな情報が頭の中に溢れかえっている中で何とか整理しようと思案したところ、いくつかのセッションの中で、ある共通項があることに気づきました。
それは「事実をつかむ」ことが問題を解決したり、何らかの変化を生み出す大きな要素の一つになっているということでした。
ここで言う「事実をつかむ」ということは単に事実関係を調べるということではなく、事実を把握するための「他者の言葉に真摯に耳を傾け」、「自分の考えを誠実に発言し」、「深く自問自答してみる」という行為を含んでいます。
もちろんプロジェクトや企画の失敗(もしくは成功)要因の事実関係を把握したり、今ある課題は何なのかを知るためにも事実をつかむことはとても重要なことですが、面白いことに「耳を傾け」「発言し」「自問自答する」というこれらの行為が、事実把握以外へも良い影響を及ぼしていることも分かりました。
例えば他者の言葉に真摯に耳を傾けることは、「信頼関係を深める」ことにもつながっていきますし、自分の考えを誠実に発言することは、「健全な組織を作るための土壌」になります。また深く自問自答してみることは、「ブレない軸」を生み出すことに繋がります。
良いこと尽くめだと思いませんか?
とはいえ簡単そうに見えてこれらのことは結構難しいですよね。
自分にとってあまり良くないフィードバックは心情的にも聞きたくないものですし、思ったけど言葉にしない(もしくはできないと思ってしまう)ということもよくありますし、忙しくてちゃんと考える時間が作れないということも日常的にあることだと思います。
私自身こういうことを良くしてしまっていたなと気付かされましたので、私は今日から少しずつ実践してみたいと思っています。
少し余談ですが、「自社サービスを立ち上げたものの総売上が35,400円しか上げられず、ものの2年でサービス終了に至ってしまった」という壮絶な失敗談を語ってくださった永和システムマネジメントの岡島さんは、以下のことを「失敗するたびにやってみよう!」とオススメされていました。

  • 事実を洗いふりかえる
  • 自分のメンタルモデルを書き出してみる
  • 周りも見まわしてみる
  • オープンなマインドでフィードバックを受け入れる
  • インプットを増やす
  • メンタルモデルのアップデートを図る

これは、失敗した場合だけでなく成功した場合も、まだ結果が出ていない過程の中でも実践すると良さそうですね。
弊社でも会議室の利用状況を管理する自社サービス(Flick On)なども提供しているので、そのプロジェクトの中でも参考にしたいと思っています。
ともあれ、今週末から10連休という方も多いのではないかと思いますが、休みボケにならない程度にお過ごしください!(私は遠出はしない予定なので、ゆっくり本を読む時間を作りたいなと思っています)

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