ビーコンを活用したキャンペーン事例〜来場者を識別し限定特典を付与〜

こんにちは。マーケティング担当の金尾です。
全世界でのシリーズ累計会員数2,500万人を誇る女性向け恋愛ゲーム「イケメンシリーズ」を展開している株式会社サイバード様の大人気タイトル『イケメン戦国◆時をかける恋』(以下、イケメン戦国)が11月27日より「阪急うめだ本店 バッグアトリエ」とのコラボレーションイベントを開催されました*。その中で、来場特典を付与する仕掛けとして弊社のビーコンを活用いただいていました。
コラボレーションイベントの詳細はこちらをご確認下さい。

サイバード様プレスリリース:
『イケメン戦国◆時をかける恋』×『阪急うめだ本店 バッグアトリエ』 イケメン戦国のワッペン、刻印等を使って自分だけのカスタマイズバッグを作ろう! ~キャラクターデザインの山田シロ先生ご来店イベント開催決定!~
https://www.cybird.co.jp/news/2019111502/

先日、会期中に取材に伺ってきましたので、今回はその模様と実施された来場特典を付与する仕組みについて紹介したいと思います。
* 12月10日(火)でイベントは終了。ワッペンのみ店頭で継続販売中とのことです。

ファンの方々の熱量に圧倒!

バッグアトリエではイケメン戦国のキャラクターがお出迎え(現在は終了しています)

会場の「バッグアトリエ」は阪急うめだ本店の一階にあり、カバンにワッペンや刺繍などを入れるカスタマイズサービスを行っているお店です。これまでもいろんなブランドとの期間限定コラボを行われているようで、今回は『イケメン戦国』のワッペンや刻印を用意しファンの方々にオリジナルのバッグを作って楽しんで貰おうという企画でした。

さまざまな武将の刻印もカウンターに用意されていました

私が伺った日はちょうど『イケメン戦国』のキャラクターデザインをされている山田シロ先生のご来店イベントが行われる日だったこともあり、多くのファンの方々が集っておられました。
残念ながら写真でお見せすることができないのですが、バッグアトリエの一角に30名以上の方が開始の30分以上前から待機されていて、トークショーからサイン会までおよそ一時間、熱気にあふれるイベントになっていました。
そんな熱烈なファンの方々に対しての来場特典の一つを付与するための仕組みにビーコンを活用されています。

「イケシリSPOT」アプリとビーコンで来場者を認証

来場特典の案内。アンケートへの回答で「コラボ武将カード」プレゼントするというもの

今回の特典キャンペーンの応募には「イケシリSPOT」という『イケメン戦国』とは別のアプリ(Android/iOS)を使用します。特典をゲットしたい方は、「イケシリSPOT」からキャンペーン画面に遷移し、「Bluetooth 受信ページ」を表示します。この時に、会場内に設置してあるビーコンが発している Bluetooth(BLE) の電波を受信できる場所にいれば特典申込みに進めるという仕組みになっています。

「イケシリSPOT」画面遷移の概要

逆にビーコンの電波を受信できない(≒会場に居ない)場合はキャンペーンに応募できない仕組みになっています。ただ会場に居たとしても、スマートフォンの Bluetooth の設定を ON にしていない場合は受信できないので注意が必要です。そのため「イケシリSPOT」では、受信できなかった場合には設定を促すメッセージが表示されるよう配慮されています。
また、このブログの読者の方ならご存じの方も多いかもしれませんが、ビーコンの電波は対策をしておかないと複製されて「なりすまし(その場に居ないのに居たかのようにしてしまう)」をされてしまう場合があります。
これは特に「来店ポイント」のような金銭メリットが発生する場合や、今回のように「ファンの方の満足度を上げる」取り組みなどの場合は、不正を働かれた時のネガティブインパクトが大きいのでしっかり対策しておくことが重要です。
この不正を防ぐ仕組みの解説は割愛しますが、ご興味のある方は「BLEADシリーズを活用したセキュリティ機能」をご参照ください。
いずれにしても、こういったビーコンを活用した取り組みをしていただけることはとてもありがたいことです。
今回はイベント会場に居る人だけがキャンペーンの応募できるという仕組みでしたが、特別なコンテンツが見れたり、買えたりなどいろんな発展系の使い方も考えられるので参考にしてみてはいかがでしょうか。
また具体的な活用例が出てきたらこのブログで紹介させていただきます!

イケメン戦国◆時をかける恋公式サイト:
https://ikemen.cybird.ne.jp/title/sengoku/original/index.html

関連記事

  1. 知識ゼロで Unity をはじめてみた【その4 -キー入力-】

  2. ねぇClova、開発したい 【スキル登録編】

  3. Beaconアプリ開発記【その4 画面表示編】

  4. jQuery Stepsを導入してみよう

  5. ねぇClova、開発したい 【対話モデル作成編】

  6. ASP.NET MVC で Wijmo を使う – 1