ワインのボトルに加速度センサー付きBeacon(ビーコン)を取り付けてみた!

こんにちは、マーケティング担当の金尾です。
今月初旬に開催された “リテールテック JAPAN 2018” において、GMOクラウド様のブースにて紹介されたソリューションで弊社の携帯型BLE Beacon(ビーコン) “BLEAD-TSH” をご利用いただきました。
具体的にはワインショップでの利用を想定しつつ、商品のワインボトルに加速度センサー付きのBeaconを首からぶら下げておき、お客様が手に取った際にそのワインの情報をタブレット上に表示させるというソリューションでした。
また実際にワインを手にした人数も GMOクラウド様の電子ペーパー(スマート電子タグ)に表示させる機能も付いていました。
【2020年2月追記】※本文内で紹介している BLEAD-TSH は 現在販売停止しております。各種センサーとビーコンを組み合わせたソリューションをご希望の場合は、個別ににお問合せ下さい。

矢印の先のところにぶら下がっているのが Beacon で、上の「赤白ワイン ピックアップ対決」と書いてある ボード内の数値のところが GMOクラウド様の電子ペーパーとなっていて、手に取った人数を表示しています。

上記写真の棚の下に以下のようにタブレットが常設されていて、白ワインを手に取ったらその白ワインの情報を、赤ワインを手に取ったら赤ワインの情報が自動的に表示されるようになっています。

右側のタブレットが表示用です。左側のパネルには展示物のシステム構成が書かれています。

仕組みとしてはいたってシンプルで、ワインを手にとると首からぶら下がっている Beacon の加速度センサーが反応し電波(アドバタイズ)を発信、その電波をタブレットが直接受け取るとその情報(どちらのワインが取られたか)に合わせて適切なワインの情報を表示するというもの。
また、電子ペーパーについては同時に同じ電波をGateway が受信しその情報をクラウドサーバーに投げ、その情報に基づいて電子ペーパーへ表示させる仕組みになっています。
今回は商品(ワイン)の情報をお客様に表示するという形でしたが、(ワインに限らず)商品を手に取った方がいたら販売員に通知するなどの活用方法も考えられますし、商品を店外に持ち出そうとした人がいたら通知するという万引き防止としての使い方も可能です。
発想一つで様々な活用方法が考えられますが、実際のビジネスで活用できるようにするにはノウハウが必要となってくる場合が多くあります(実際に弊社への問合せでも「とりあえずやってみたのだけど、うまく動かなくて・・・」というケースがままある状況です)。
弊社ではコンサルティング サービスもご提供していますので、なにかお困りのことや新しいIoTソリューションに取り組もうとされていてお悩みごとがあるようでしたらお気軽にお問い合わせください。
弊社単体だけでなくGMOクラウド様を含め必要に応じてパートナー様とも連携しながら抱えている課題を解決できるよう務めさせていただきたいと思っています。
【お問合わせはこちらのメールアドレスにご一報ください】

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